茨城県農業参入等支援センター

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株式会社ファーマインド茨城農園

株式会社ファーマインド茨城農園
2023/12/27 掲載

株式会社
ファーマインド茨城農園

かすみがうら市 2022年設立
主品目:ナシ
経営面積:3.5ha

 

果樹の大規模生産プロジェクトとして茨城県に参入

株式会社ファーマインド茨城農園は、青果流通を主業種とする株式会社ファーマインドのグループ会社で、2022年に茨城県かすみがうら市に参入しました。
ファーマインドグループは果樹をメインとした大規模農業生産プロジェクトを進めており、他県でのリンゴ、ブドウに続き、本県ではナシの大規模生産に取り組んでいます。また、かすみがうら市協力のもと、地元土地改良区による農地整備や地権者との用地交渉をし、現在、ナシを3.5ha植え付け、今後も更なる規模拡大を計画しています。
茨城県に参入したきっかけは、関東近郊でナシの生産を行う場所を探している中で、茨城県農業参入等支援センターのホームページを見て問い合わせをしたとのことでした。また、茨城県に参入を決めた理由は、「自治体の担当者の対応が良かったため」と株式会社ファーマインド茨城農園の執行役員である吉岡氏は話します。

農地の紹介から農業分野への参入、そして遊休農地の解消へ

農地を探す段階では、茨城県農業参入等支援センターが、農地紹介や関係機関との調整・顔合わせ等の支援を実施いたしました。株式会社ファーマインド茨城農園が参入する上で、「茨城県農業参入等支援センターにはさまざまなサポートをしていただいき、大変助かった」と吉岡氏は話します。
その後は、市役所や県南農林事務所が中心となり、地元地権者との調整、基盤整備、栽培技術指導などの支援が行われました。
参入以前、地域には管理されていなかった遊休農地が多くありましたが、株式会社ファーマインド茨城農園が参入したことで、遊休農地の解消にもつながりました。

茨城県を盛り上げるナシの生産を目指して

株式会社ファーマインド茨城農園では、現在、植え付けした苗の管理、更なる規模拡大に取り組んでいます。また、いずれは周辺に選果場を設けることも検討するなどして、ナシの出荷に向けて着々と準備を行っています。
「最終的には30haまで農地を拡大し、機械体系の技術を取り入れたナシ栽培を行う農園の中では国内最大級のものにしていきたい。また、広さだけでなく、栽培技術についても年数をかけて習得していき、いずれは品質の良いナシで茨城県を盛り上げたい」と吉岡氏は語ります。茨城県を盛り上げるナシ農園を目標とし、今後も株式会社ファーマインド茨城農園は日々邁進していくでしょう。

株式会社ファーマインド茨城農園 執行役員 吉岡 龍一 さん

株式会社ファーマインド茨城農園
執行役員 吉岡 龍一 さん

かすみがうら市志筑地区にあるほ場

かすみがうら市志筑地区にあるほ場
現在、3.5haほど定植を完了しており、今後も拡大していく予定。

ナシを管理する様子

ナシを管理する様子
広大なほ場を2〜3人程度で
整備している。